部門

薬局

薬局概要

スタッフの数(2019.4現在)

薬剤師(常勤)35名
薬剤師(パート)1名
調剤補助員(パート)4名
薬剤事務員(パート)2名
医薬品管理業務補助員【SPD】6名

認定資格(資格取得者数)

日本病院会薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師(5年継続):7名
日病薬病院薬学認定薬剤師:11名
感染制御専門薬剤師:1名
がん薬物療法認定薬剤師:1名
感染制御認定薬剤師:1名
日本医療薬学会指導薬剤師:1名
認定薬剤師:2名
がん専門薬剤師:1名
日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師:8名
漢方薬・生薬認定薬剤師:1名
認定実務実習指導薬剤師:9名
日本静脈経腸栄養学会NST専門療法士:2名
日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師:3名
日本緩和医療薬学会緩和薬物療法認定薬剤師:3名
日本糖尿病療養指導士認定機構糖尿病療養指導士:2名
日本臨床腫瘍薬学会外来がん治療認定薬剤師:2名
日本アンチ・ドーピング機構公認スポーツファーマシスト:1名
日本臨床救急医学会救急認定薬剤師:1名
日本中毒学会認定クリカル・トキシコロジスト:1名
日本くすりと糖尿病学会糖尿病薬物療法准認定薬剤師:2名
その他日本DMAT隊員:2名

認定研修施設

認定機関
日本医療薬学会認定薬剤師研修施設
がん専門薬剤師研修施設
薬物療法専門薬剤師研修施設

業務紹介

病院における薬局の業務といえば「調剤」をイメージすると思いますが、近年の医療情勢の変化にともなって業務も多様化してきています。 ここでは、当院薬局が行っている主な業務について紹介します。

調剤業務

患者さんに処方された薬を、飲み方や量・相互作用などをチェックして調剤し、お渡ししています。 1999年3月よりオーダリングシステムを導入して調剤を行っています。オーダリングシステムとは、各診療科で電子カルテに処方内容を入力すると、そのデータが薬局に送られるシステムです。このシステムを導入することにより、薬の待ち時間を短縮することができ、また、相互作用・重複投与・過量投与などをコンピューターでチェックできるようになりました。 外来処方は2000年4月から院外処方せんが発行されています。

注射薬払い出し業務

注射薬を、入院患者さんごとに取り揃え(個人別セット)、病棟に払い出しています。
特に、抗がん剤についてはすべて個人別セットを行い、用法用量・投与スケジュールをチェックすることで、より安全な化学療法が行われるよう努めています。 また、病棟・外来に対して、定数配置されている薬品の補充を行っています。

製剤業務

医師からの依頼に基づき、市販されていない薬品の調製を行っています。 これらには外用薬が多く、主に軟膏・消毒薬などを調製しています。 また、食事から十分な栄養が摂れない患者さんに投与される高カロリー輸液の調製を無菌環境下で全病棟に対して行っています。

抗がん剤調製業務

すべての入院・外来患者さんに投与される注射抗がん剤の調製を行っています。
抗がん剤の調製では正確かつ無菌的に、また調製者への抗がん剤の曝露対策を十分にとって業務を行うことが求められます。当院では、室外排気型の安全キャビネットクラスⅡB2を使用して調製を行っています。

医薬品情報管理業務(DI業務)

薬が安全かつ最適に使用されるために、それらに関する情報を集積・整理し、医療スタッフや患者さんに提供しています

病棟業務(薬剤管理指導業務を含む)

入院中の患者さんに、薬の服用方法・薬効などを説明し、服薬の意義を理解してもらうことにより、正しい服薬が行えるよう指導しています。また、患者さんの病状・薬歴・副作用などを観察・チェックすることにより、効果的で安全な薬物療法が行われることを支援しています。 その他、病棟で使用される薬品の取り扱いにおける安全性や品質の管理、他院で投薬された薬品(持参薬)の確認、薬物血中濃度モニタリング(TDM)など医薬品の適正使用のための様々な情報提供を積極的に行っています.さらに医師や看護師とのミーティングにも積極的に参加してチーム医療を実践しています。

チーム医療

がん化学療法チーム

チームの役割

従来がんの治療は、医師を中心として行われていましたが、近年は多くの職種が連携して治療や支援を進めるチーム医療が広がっています。がん化学療法チームは、主治医や各診療科の医師と連携しながら、がん化学療法の専門的知識を有する看護師、薬剤師が、患者さんに安全、安心な抗がん剤治療を受けていただけるように努めています。また、キャンサーボードや各領域のカンファレンスにおいて、診断や治療方針について、それぞれ専門の知見に基づいて検討を行っています。

チームにおける薬剤師の役割

がん化学療法レジメンの管理、抗がん剤の投与量、投与間隔のチェックを中心としたレジメンに基づく処方鑑査、抗がん剤の調製の管理などを行うことにより、チームの活動に貢献しています。

感染対策チーム

チームの役割

Infection Control Team(ICT)は、定期的な病棟ラウンドや緊急事態の対応などを行う病院感染対策のチームで、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師で構成されています。
診療報酬における感染対策防止加算の施設基準でInfection Control Teamの構成と役割が明記されています。

チームにおける薬剤師の役割

薬剤師は、主に院内における抗菌薬・消毒薬の適正使用の推進に関わっています。薬剤師として専門の知見から感染症対策、感染症治療全般に関わることが求められています。

緩和ケアチーム

チームの役割

緩和ケアは疾患の時期によって行われるものではなく、その人の抱えている「つらさ(苦痛)」に焦点を合わせて行われます。
緩和ケアチームは、身体的症状や心の痛み、経済的な悩みなど患者さんとご家族が抱えている苦痛の軽減を目指し、医師・看護師・薬剤師・心理士、その他の医療スタッフが定期的にカンファレンス及び回診を行い、チーム一丸となって治療に取り組んでいます。

チームにおける薬剤師の役割

薬剤師は定期的に緩和ケアチームの回診に帯同し、薬学的観点から患者さんに適した薬物治療が行われているか、副作用が発現していないか、相互作用のある薬剤の組み合わせはないか、などの確認を行い、医療従事者と活発な意見交換を行っています。また、使用されている薬(医療用麻薬など)の説明を行い、患者さんや家族の方が安全かつ安心して薬を使用してもらうよう努めています。

栄養サポートチーム

チームの役割

栄養管理は、すべての疾患治療のうえで共通する基本的医療のひとつです。栄養管理を症例個々や各疾患治療に応じて適切に実施することをnutrition support(栄養サポート、栄養支援)といいます。
栄養サポートチーム(nutrition support team:NST)は医師・看護師・管理栄養士・薬剤師などから構成され、定期的にカンファレンスを行い、それぞれの専門的な立場から栄養サポートを実践しています。

チームにおける薬剤師の役割

薬剤師は、薬剤による栄養管理上の問題(消化器症状、味覚障害、嚥下障害、相互作用など)や高カロリー輸液投与に関わる問題などに関与することで、医薬品の適正使用と患者のQOL向上を図っていく役割を担っています。

糖尿病サポートチーム

チームの役割

糖尿病治療において特徴的なことは、薬物療法だけでなく食事・運動療法といった基本療法の占める割合が高く、さらに自覚症状に乏しい慢性疾患であるため、早期の患者教育が重要なことです。さらに全身のケアが必要になるため、様々な職種との親密でスムーズな連携が必要になります。当院の糖尿病サポートチーム(DST)は、医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師、理学療法士の多職種で構成され、それぞれの専門的な立場から患者の療養指導を行っています。

チームにおける薬剤師の役割

糖尿病の教育入院患者さんに対しては、患者アドヒアランスの向上を常に意識し、服薬指導、インスリンの自己注射手技の確認、低血糖及びシックデイの対処方法の指導を行い、多職種カンファレンスで患者情報の共有や問題点の抽出及び解決方法の検討をしています。また、入院患者さんを対象とした糖尿病教室のほか市民公開講座においても薬物療法についての講義を行っています。

教育

新規採用者の教育

●1年目前半
1年目7月のシフト入り、10月の当直業務開始に向けて、若手を中心に構成された新人教育担当が指導を行います。具体的にはまず調剤業務、注射業務といった基礎的な業務を身につけます。

●1年目後半
薬局全体の業務が把握できるように、各分野の先輩薬剤師が講義を行います。さらに、基礎的な業務を身に付けたあと、2年目からの病棟業務開始に向けた研修を開始します。各病棟の担当薬剤師から病棟業務についての教育を受けます。

年間の教育予定(簡易版)

年間の講義予定

開催予定日内容
8月喘息 吸入指導①
8月〜9月喘息 吸入指導②
9月腎臓関連
9月〜10月抗菌薬感染制御
10月TDM
10月抗がん剤による吐き気と制吐剤
11月循環器疾患①
11月循環器疾患②
12月糖尿病、インスリン手技①
12月糖尿病、インスリン手技②
1月抗がん剤の副作用と対処法
1月疼痛緩和
2月〜3月担当病棟に特化した講義
3月輸液・栄養

学会・研修会への参加

各分野の学会、研修会への参加を支援しています。具体的には前年に次年度の参加希望を取り、一年間の参加予定を決定します。学会発表、専門・認定取得のための参加は優先されます。

専門・認定などの資格取得

各領域の専門・認定薬剤師などの資格取得を支援します。具体的には各専門領域の医療チームへの参加、取得に必要な学会、研修会への参加を支援します。

業務実績

外来処方せん枚数(枚)

院内処方せん

2016年34,010
2017年 32,533
2018年30,561

院外処方せん

2016年129,406
2017年121,488
2018年115,960

救急処方せん

2016年14,727
2017年11,515
2018年10,201

入院処方せん枚数(枚)

入院処方せん

2016年69,977
2017年70,606
2018年69,122

抗がん剤混注調製件数(件)

入院

2016年4,104
2017年3,899
2018年3,222

外来

2016年7,588
2017年7,819
2018年7,945

TPN調製件数(件)

TPN調整

2016年1,042
2017年907
2018年754

薬剤管理指導料算定患者数・件数

人数

2016年11,008
2017年11,239
2018年11,938

件数

2016年15,493
2017年15,400
2018年16,423

学会・論文等の実績(2018年)

1.学会発表

①腎機能低下症例でのビーフリード輸液使用による検査値の変動に関する検討 宮川佐和子
 第33回日本静脈経腸栄養学会学術集会

②ビンクリスチンの投与方法の違いによる末梢神経障害の発現 福岡智宏
 日本臨床腫瘍薬学会2018

③虚血性心疾患患者に対する薬剤師の関わり 山本将司 
 第39回日本心血管インターベンション治療学会東海北陸地方会

④がん患者における原因に同定困難な難治性の悪心・嘔吐に対するオランザピンの有効性 出口裕子 
 第12回日本緩和医療薬学会年会
 
⑤痙攣発作予防を目的として終末期がん患者に対してレベチラセタム皮下投与を行った一例 山本泰大
 第12回日本緩和医療薬学会年会

⑥糖尿病を合併したがん患者の悪心、食欲不振に対してミルタザピンが有効であった一例 櫻井愛菜 
 第23回日本緩和医療学会学術大会

⑦小牧市民病院におけるSGLT2阻害薬の位置づけと有効性の検討 水谷貴樹 
 第7回日本くすりと糖尿病学会

⑧外来がん化学療法への薬剤師の取り組みの有用性 奥村佳世子
 第57回 全国自治体病院学会

⑨高齢者における免疫チェックポイント阻害薬の使用経験 -G8スコアを用いた検討- 山本泰大
 第28回日本医療薬学会
 
⑩小牧市民病院における外来吸入指導の現状報告 第3報 水谷貴樹 
 第28回日本医療薬学会

⑪ICタグを利用した冷所薬品在庫管理システム導入における運用方法の検討 堀尾秀明
 第28回日本医療薬学会

⑫温湿布の貼付方法による皮膚刺激軽減効果に関する検討 近藤綾子
 第28回日本医療薬学会

2.講演・講師

①薬剤の基礎知識(処方せんの知識) 戸田康裕 日本病院会第17期医師事務作業補助者コース研修会

②処方箋から考える内服抗がん剤の副作用管理 山本泰大 金鯱地域がん薬薬連携セミナー

③高齢者の化学療法について 山本泰大(ディスカスタント) 第4回尾張外来化学療法セミナー

④腎機能に合わせた服薬指導 桒原悠里 小牧薬薬連携セミナー

⑤在宅診療における医療用麻薬の使用について―乱用防止製剤の有用性について― 山本泰大 小牧薬薬連携セミナー

⑥Steroid! Or Not? ~ステロイドを科学する~:終末期がん患者に用いるステロイドの薬理作用 山本泰大(シンポジスト) 第23回日本緩和医療学会学術大会

⑦腎癌の新しい治療選択肢、免疫チェックポイントって何?~薬効は?副作用は?~ 山本泰大 第23回市民公開講座

⑧患児に対する服薬指導 奥三奈 小牧薬薬連携セミナー

⑨当院におけるがん管理指導料ハ(旧3)算定状況 山本泰大 第3回がん治療ステップアップセミナー

⑩小牧市教育委員会エピペン講習会 奥三奈

⑪医療用麻薬の副作用対策~嘔気・嘔吐、便秘、眠気~ 櫻井愛菜 小牧薬薬連携セミナー

⑫がん患者の神経障害性疼痛の最新治療 山本泰大 尾張疼痛緩和研究会

3.論文

①Effect of continuous intravenous oxycodone infusion in opioid-naïve cancer patients with dyspnea.
 Yamamoto Y Jpn J Clin Oncol; 48(8): 748-752, 2018.

②強化インスリン療法からデュラグルチドと基礎インスリンへの切り替えはDTR-QOL を改善させる
 水谷貴樹 糖尿病61(6):367~374,2018

4.学会研修会座長

①最適な制吐療法を薬剤師の視点から考える 山本泰大 Supportive Care Seminar
②外用剤による接触性皮膚炎の最新情報 皮膚外用剤における聞いて得する話~アトピー性皮膚炎最新のガイドラインや混合について~ 
 戸田康裕 愛知県病院薬剤師会学術講演会

保険薬局のみなさまへ

外来吸入指導のご案内

日頃は院外処方箋の対応等、大変お世話になっております。喘息やCOPDの治療において、薬剤師による吸入指導は重要な役割を果たしており、複数回の吸入指導は治療効果を増大させることが報告されています。当院の外来吸入指導は、医師が吸入指導依頼箋を発行する初回吸入薬処方時と次回受診時の少なくとも2回実施する体制になっており、指導内容を吸入指導報告書で医師にフィードバックしています。各保険薬局様につきましては、吸入指導を行った場合、下記の方法で当院薬局まで吸入指導報告書をFAXしていただきますよう宜しくお願いいたします。

  1. 「小牧市民病院外来吸入指導の流れ(下記PDF)」を確認してください。
  2. 「吸入指導報告書」を下記よりダウンロードしてください。
  3. 「吸入指導報告書」に必要事項を記入の上、当院薬局(FAX番号:0568-71-8922)にFAX送信をしてください。

訪問薬剤管理指導のご案内

日頃は院外処方箋の対応等、大変お世話になっております。
当院では、訪問薬剤管理指導「指示書」の対応を行っております。各保険薬局様につきましては、患者さんよりご相談があった場合、下記の依頼方法にて小牧市民病院までご連絡をいただきますようよろしくお願いいたします。

  1. 当院患者支援センター(電話番号:0568-76-1481)担当薬剤師に該当患者が発生したことをご連絡ください。
  2. 患者さんご本人(ご家族)に、当院で診療情報提供料が発生する旨の同意を得てください。
  3. 訪問薬剤管理指導指示【依頼書】を下記よりダウンロードしてください。
  4. 訪問薬剤管理指導指示【依頼書】に必要事項を記入の上、当院患者支援センターに郵送してください。(〒485-8520小牧市常普請1-20)お急ぎの場合は先にFAX送信をしてください。(FAX番号:0568-75-0214)
  5. 当院医師が訪問薬剤管理指導「指示書」を記載し、貴局に郵送させていただきます。お急ぎの場合は先にFAX送信をします。
  6. 訪問薬剤管理指導「計画書」(必須ではない)、訪問薬剤管理指導「報告書」(必須)などに関しては、統一したフォーマットはありませんので、貴局にて作成したものを当院患者支援センターに郵送してください。(〒485-8520小牧市常普請1-20)お急ぎの場合は先にFAX送信をしてください。(FAX番号:0568-75-0214)