研修センターとは

小牧市民病院で行われる研修を一つの部署が一元的に管理し、全体を統括することを目的とした新たな体制作りと更なる研修環境の充実を図るため、研修センター運営準備委員会が立ち上げられ、令和元年に開院した新病院と同時に組織化されたのが研修センターです。

人員配置

事務分掌

研修受講システム

患者さんに安心で、安全な医療を提供するため、小牧市民病院では、専門性の高い各部署単位での研修のほかに、医療安全や感染対策などの総論的な全職員対象の研修を実施しています。しかし、全職員が同じ日に行われる研修を受講することは現実的に不可能なため、研修の様子を録画した研修動画を配信できる研修受講システムを導入しています。研修受講システムは委託職員を含む小牧市民病院で働く全職員が登録されており、職員は業務の傍ら時間を作り研修を受講しています。研修センターでは、研修受講システムの保守管理や職員登録、研修実施部署のサポートや研修動画の編集などを行っています。

管理施設

職員の技能の向上と維持及び研修の質の向上を図ることを目的とした研修専用の施設として、シミュレーション・ラボを整備し、管理しています。
シミュレーション・ラボは、主に講義形式の研修を行うシミュレーションルーム１、２と実技形式の研修を行うシミュレーションルーム３（模擬病室）で構成されています。
また、シミュレーションルームにはシミュレーター管理室が併設されており、臨床工学技士と連携し、シミュレーターを利用した研修を速やかに実施できる体制を整えています。

（１）院内研修施設

（２）音響装置、備え置き備品

■シミュレーションルーム３（模擬病室）
電動ベッド４台　AHDコンビネーションカメラ　２台　集音マイク　１台（天吊り）

■シミュレーター管理室１
リモートコントローラー、４０型液晶モニター、録画用BDレコーダー、スピーカー

■シミュレーションルーム１、２
メインスピーカー、天吊型液晶プロジェクター、備え付け１００型電動スクリーン、天井スピーカー　２台、５０型可動式液晶モニター　２台、ワイヤレスマイク（マイク型３台、タイピン型１台）  

図書室

20,000タイトル以上を24時間利用可能。

図書室には専従の司書を1名配置しており、書籍の管理や文献検索のサポートなどを行っています。
図書室は職員が24時間利用でき、常設の4台のパソコンからいつでも文献検索や電子ジャーナルの閲覧が可能です。冊子体、電子版含めて20,000タイトル以上の蔵書数を誇っています。

特定行為研修

小牧市民病院は、令和3年2月に「看護師特定行為研修指定研修機関」として指定を受け、令和3年7月から受講生の受入を開始しました。研修センターでは、専従の看護師と兼務の看護師を中心に、研修体制の整備や受講生のサポートなどを担っています。

初期臨床研修

概要

当院では、特に研修医の教育に力を入れており、2013年に臨床研修センターを開設し、研修医の教育指導および研修生活のサポートを行っております。研修センターが組織化された現在も、臨床研修センター時代の伝統はそのままに、高度な知識・技術をもった人間性豊かな医療人の育成を目指して研修教育を実施しています。

特色

研修センターでは、研修プログラムが円滑に実施されるよう，研修環境の整備及び研修医の健康管理などの支援を行っています。その業務は、研修プログラムの見直しや改善、研修進捗状況の把握や採用活動（病院見学者の対応や病院説明会）などから、一人一人の出退勤などの労務管理まで多岐に渡り、これらの幅広い業務に対し、各年次1名の専従スタッフを配置することにより手厚いサポートを実現しています。

業務内容