院長から皆さまへ
2010年04月01日
H22年度病院の標語
医療の質の更なる向上と
各人のスキルアップを目指そう
H22年度病院の目標
1.「恕」の心で接遇を改善
2.患者さんに寄り添った医療の提供
3.各部署における環境整備
いよいよ新人を迎え平成22年度の始まりです。
診療報酬の改定率は0.19%と微々たるものでしたが、中医協の議論の中では病院に対しての4,400億円の増加分が医療崩壊の進んでいる領域に集中して投入され、救急医療、周産期、小児医療、外科領域に重点的に加算されることになりました。当院のように救命救急センターを持ち、がん診療連携拠点病院といった地域のセンター病院的なところにとっては、息の継げるような改定となっています。
民主党のマニフェストでいわれていたOECD並みの対GDP比8.9%になるためには4兆円の医療費増が必要で、実質100億円の医療費全体での増加では医療全体を救済することにはなりませんが、少なくても大規模病院にとっては10年ぶりにプラス改定の恩恵を受けられることになります。
ようやく医療界も厳冬から春の気配を感じられるようになりましたが、そんな中、当院では平成22年度には医療機器購入の目玉として最新式のマルチスライスCT等を導入します。また、電子カルテ化により空いたカルテ庫に泌尿器科の外来(今まで患者数のわりに狭隘で環境が極めて悪かった)を移設し、泌尿器科の跡を耳鼻咽喉科に、耳鼻咽喉科の跡には緩和ケア外来、ギプス室等を移設する予定です。
また、平成23年度の開設に向けて平成22年度には緩和ケア病棟の実施設計に入ります。今まででも緩和ケアチームは活動していましたが、急性期病棟で終末期を迎えるのは急性期中心のバタバタした環境の中では辛いものがありました。愛知県下のがん診療連携拠点病院の中で自治体病院では始めての緩和ケア病棟になります。患者さんだけではなくご家族にとっても満足していただける看取りの医療を提供していきたいと考えています。
平成22年3月の市議会では上記のことに加え、新病院建設に関しての質問がありました。およそ10年先を目指して、病院の西に現在の北病棟を除いた外来、病棟の新築計画があることを説明しました。地権者の方々との話し合い、公園の利用等に関して、議会で公表しましたので本庁も含めて今後具体的な動きが始まるものと思われます。議会でも計画に対して賛同していただいています。
中野市長も新病院建設にはご理解があり平成20年度には建築基金として5億円、平成21年度には9億円が補正予算で積み立てられました。病院も建設改良積み立てを行っており、次の世代に大きな借金を残さずに新病院が出来るように準備をしていきたいと考えています。それにしても、自治体病院にとってアゲインストの風が吹いているこの時代に新病院建設の話が出来ることはありがたいことであると感じています。
平成22年11月には医療評価の更新があります。今一度私たちが提供している医療を見つめ直し、更に上質な医療を提供していくことで市民の皆様の信頼を勝ち得て生きたいと考えています。 また、環境整備をしていく中で、特に医師、看護師の負担軽減のために知恵を絞っていくつもりですが、良いアイデアがありましたらご提言をお願いいたします。
今後とも「恕」の心での接遇、患者さんに寄り添った医療を提供していただきますよう宜しくお願い申し上げます。




