診療実績

QI(クオリティ・インディケーター)

「医療の質」

医療の質とは、提供する診療や治療の質のことであり、広い分野では「医療が望ましい健康状態をもたらす可能性の高さ」「その時々の専門知識に合致している度合」と考えます。

言い換えれば、エビデンス(化学的根拠)に基づいた標準医療がどのくらい行われているかを表したものです。そのため、エビデンスに基づいた診療ガイドラインを参考にし、それに準拠する治療の実践が必要となります。現在厚生労働省が中心となって、医療の質の向上や効率化を目指し医療の質を評価する取り組みが進みつつあります。標準医療がどの程度行われているかを数値化する取り組みです。
当院でも平成22年から各診療科で指標を定め、取り組んできました。平成24年からは日本病院会「QIプロジェクト(QI=Quality Indicator、平成26年からは全国自治体病院協議会「医療の質の評価・公表等推進事業」にも参加しています。

各指標の数値は患者さんの病気の種類・重症度・年齢など様々な要因に影響されるため、他の病院との厳密な比較は困難ですが、重要なのは、指標の数値を測定することで当院での経年変化をとらえ、病院全体で改善の取り組みを継続して実践することであると考えます。
現在、当院ではQIプロジェクトの指標の他にも、独自の指標作成について取り組みをおこなっております。
これらの指標を観察・分析し、常に「医療の質の向上」へ努めています。

当院のQIデータ